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白内障・緑内障

白内障の症状

白内障とは水晶体(レンズ)が濁った状態を言います。
最も多い加齢白内障では濁りは周辺から始まりますのでごく初期では症状がほとんどありません(写真1)。徐々に進行すると薄いもやがかかり、明るい所や夜の車のヘッドライトがまぶしいと感じます(写真2)。
水晶体の中央が濁ると、明るい所で見にくく、暗い所の方が見やすい場合があります。
濁りが瞳全体をおおうとかすみは一層強くなり生活に不便を感じるようになります(写真3)。
これが白内障の一般的な進行ですが、2~3年で急速に進行したり、長期間変化しない人もあります。
白内障の進行と症状は十人十色です。

緑内障の症状

緑内障は、その起こり方から急性型と慢性型に分けられます。その症状も2つのタイプによって異なります。
急性緑内障は、急に眼の硬さ(眼圧)があがる状態です。症状も急に起こります。眼が赤くなり、痛みを伴い、視力も低下します。頭痛や吐き気もあり、内科や脳外科の病気と勘違いされることもあります。
慢性の緑内障はゆっくり眼圧が高くなるか、最近は正常な人と同じ眼圧の場合もあります。従って症状は穏やかで気づかないことも少なくありません。
目の疲れ(眼精疲労)、頭が重い、肩こりといった訴えから緑内障が発見されることもあります。慢性緑内障の症状はまず見える範囲と程度、視野の異常です。この視野異常は検査をして初めて判ります(図上段)。
視野異常は徐々に進行し狭窄して(図下段)、最後に視力が低下します。緑内障の症状は眼から脳へ光の情報を伝える視神経の病気で、一度障害された神経は回復困難です。
強い視野狭窄や視力低下は緑内障の進行した結果ですから、早期治療が必要です。